公益社団法人三沢青年会議所 理事長

公益社団法人三沢青年会議所 スローガン

はじめに

新型コロナウイルスを起因とするパンデミックは、世界規模で社会的、経済的、そして政治的危機を引き起こしながら、私たちの生活に甚大な影響を与え、いつ収束するかもわからない状況が続いております。生活様式が変わる中で、我々の運動はさらなる革新が必要であり、持続可能な社会の実現へ挑戦し続けなければなりません。地域の明るい豊かな社会の実現へ運動を進めるため本年度スローガンを「革新と挑戦」と掲げました。
 私たち公益社団法人三沢青年会議所は1963年11月17日に第262番目の青年会議所として誕生し、本年で58年目を迎えます。これまで時代の移り変わりの中で、まちの明るい豊かな社会の実現へ熱い想いを持って尽力されてきた先輩諸氏と、これまで多大なるご支援ご協力をいただいた多くの方へ感謝の気持ちを表します。これまでの歴史を感じながら、今後のこのまちの未来を創造し、新たな三沢青年会議所の一歩を踏み出します。

持続的な会員拡大

私たちは、これまでこのまちの人々に寄り添いながら、公益性の高い運動を展開することで、このまちの発展や人財教育に尽力してまいりました。しかしその一方で、三沢青年会議所や全国の会員会議所の会員数は減少を続けています。この課題は、青年会議所運動の推進力や発信力の低下、また運動や組織の多様性の欠如などの、多くの諸問題へとつながっています。会員拡大は、組織と社会の最大の接点であり、青年会議所をより良く変えるきっかけになります。どのような組織も社会の変化についていかなければ消滅する定めにあります。三沢青年会議所の実態に見合った拡大計画と多様性を活かした新しい青年会議所のあり方を議論し、時代に即した会員拡大を推進してまいります。

強靭で持続可能な地域の創造

 昨今、各地で観測史上1位となる瞬間風速や大雨が観測され、水害や倒木等でライフラインへ被害が発生し生活へ大きな影響が出ております。三沢市も東日本大震災から10年目を迎えます。三沢市も2名の死者や被害総額約78億円余りと甚大な影響を受けました。災害が頻繁、激甚化する中、いつ起こるかわからない脅威へ準備を進めなければなりません。しかし、我々だけでは難しく、行政や各団体と手を取り共に防災・減災へ向け地域の強靭化をすすめてまいります。
 本年第40回の節目を迎える三沢国際サマーフェスティバルは昨年新型コロナウイルスの影響で中止となりました。本事業は三沢祭りの山車がない町内会の子供に参加してもらうことや、国際色豊かなまちとして、国際交流の一環として開催されました。今後、地域の未来を共に良いものとするため、住まう人々と共に地域を愛し知ることで持続可能な地域を創造してまいります。

挑戦する青少年の育成

未来を生きる子どもたちは、将来の夢や希望を抱いて、自己の可能性を拡げることが大切です。人は生きていくうえで、多くの人と人とのつながりを経験していきます。様々なコミュニティーで活躍していくためには、新たな考えを生む力と、自信をもって自らの考えを発信できる力が求められます。まずは、自らが住まう地域を考え学ぶ機会を創出し子どもたち自身が協調性をもち、主体的に考え行動できる人財を育成してまいります。さらには、何事にも失敗を恐れず挑戦する持続可能な青少年育成を推進してまいります。
 三沢・沖縄児童交歓事業は1978年に国内でも気候、風土、生活環境の著しく異なる地域である、三沢市の児童と沖縄市の児童が、互いに見聞を深め、友好を結び、健やかに育ち行くための糧になることを目的として開始されました。今後も多くの子供に参加いただき、生活環境の違う地域を学ぶことや、改めて住まう地域の魅力を認識できる青少年育成を実施してまいります。

結の精神を醸成し組織力の強化

各地青年会議所において会員の減少は深刻な問題となっています。会員の減少は事業の縮小だけではなく、団体の衰退に繋がりかねません。同じ志を持った仲間が増えれば、既存の事業をさらに進化させることも新たな事業を生み出すことも出来ます。会員一人ひとりが拡大の必要性を理解し会員拡大に取り組まなければなりません。 会員拡大において重要なことは、地域の方々にお会いした際、青年会議所運動の魅力をどれだけ相手の心に響かせることが出来るかであると考えます。そのためには、会員が自信を持って拡大に取り組める、魅力ある団体である必要があり、会員一人ひとりが青年会議所の運動を理解し志を高めていく必要があります。会員の資質向上なくして会員の拡大はありえません。本年度は、会員の資質向上を図るため会員研修を推進してまいります。青年会議所の目的や運動における規則など基本的な部分を知っていただくのはもちろんのこと、会員各々が青年会議所運動を見つめ直し、自己研鑽することで意識を高め、前向きに青年会議所運動に取り組む心を築き組織の未来あすへ繋いでまいります。

時代に即した組織の運営

全会員が能動的に青年会議所運動に参加していくためにも、未来を見据えて革新するべきものと、変えてはならないものを見極め、時代に即した組織体制へと昇華しなくてはなりません。会員一人ひとりの貴重な時間を最大限に有効活用すべく、効率的な会議運営と透明性の高い財政運営を実施してまいります。より良い会議体の運営は会議の質を高め、多くの意見を集約し、まちづくり運動をより一層加速させます。財務運営を公明正大におこなうことで、私たちは自信をもって自らの運動を展開することができるのです。胸を張って運動に取り組むことで、私たちは更に能動的に、そして積極的に行動することができます。私たちの意識を革新することは、まちづくり運動をこれまで以上にこのまちの人々と一体感のあるものへと進化させます。新たなる時代の模範となるべき体制を先駆けて構築し、このまちから認められ必要とされる組織として、青年会議所運動を展開できるよう邁進してまいります